センスについて。
センスについて。
今日はお勧めの漫画を紹介します。「ルックバック」
チェーンソーマンなどで有名な藤本タツキさんの読み切り作品です。
漫画家を目指す片田舎の少女の幼少期から漫画家として大成するまでの話。ストーリー構成、コマ割り、絵のタッチまで全てがお洒落でセンスに溢れています。
漫画が好きな人でも、そうでない人でも思わず見入ってしまう作品です。読んだ時に「センスが良いな」と感じる作品でした。
この作品に学ぶセンスの良さってなんだろう。話の内容はとてもシンプルで複雑なストーリー設定などはありません。ほんとに日本のどこかで起きてそうな、ちょっとしたお話を丁寧に描いています。
無駄なものを削ぎ落とし何を表現したいのかがとても明確に描かれている。漫画に限らずセンスが良い作品の共通点は「シンプル」と僕は考えています。
例えばApple社のiPhone。ネーミングもビジュアルもシンプルなのに、その作品が発信する世界観は誰が見ても一瞬でわかる。この明確なシンプルさがセンスかなと。
ごちゃごちゃ説明したり過剰な演出を加えたりするのではなく。単純、明快、具体的に作品の印象が伝わる感じ。
音楽や芸術といったクリエイティブな物から一般のユーザが使用する商品に至るまで共通する「センス」です。
これって人が、情報密度が濃く短時間でイメージが伝わる表現を見ると、自然とセンスが良いなと感じているのかと思います。
センス溢れる「ルックバック」是非読んでみて下さい。